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▼「家で毎日歯みがきをしていれば、
むし歯にも歯周病にもならない」？
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あなたがむし歯になると、わが意を得たりとばかりに、親も、学校の先生も、歯医者さんも、みんな「歯みがきをしないからむし歯になっちゃうんだよ」と言いませんでしたか？
朝食後に歯みがき、昼食後に歯みがき、寝る前に歯みがき。
きちんと歯みがきをしているのに、むし歯の人の数は減りません。
実は、むし歯や歯周病になるのには、歯みがき以外にもたくさんの原因が絡んでいると言われています。歯並び、口の中に住む細菌の種類と数、唾液の質と量、偏った食生活、不規則な生活、喫煙などなど。
歯並びが悪ければ、小さめの歯ブラシで歯並びが悪いところを入念にみがくとか、ダラダラ間食するクセがあるなら、それを改めるとか、バランスの良い食事をとるとか、よくかんで食べるとか、早寝早起きするとか、節煙（できれば禁煙）するとか、あなたにできることはたくさんあります。
「なーんだ。じゃあ歯みがきをがんばってもあんまり意味ないんだね」
なんて思わないでくださいね。
むし歯は、歯の表面に歯垢（＝プラーク）がくっつくことからはじまります。その歯垢をちゃんと落とすことができれば、むし歯になる確率はグッと低くなります。どうやったら歯垢をちゃんと落とせるのか？と言うと、やはりきちんと歯ブラシでブラッシングすることです。
「そんなのもう毎日やってるよ」
そうですよね。毎日ちゃんとやっていますよね。
それでも、なぜかむし歯になってしまいます。
なぜでしょう。
それは、ちゃんとみがいているつもりでも、実はみがききれていないからです。歯の表面だけではなくて、歯の裏側、歯と歯の間、歯と歯ぐきの間、一番奥の歯の向こう側･･･。あなたは、全ての歯をちゃんとみがききれているでしょうか。
歯や歯の境目などについて、歯みがきで落としきれなかった歯垢は、時間が経つとかたい歯石になります。歯石は、歯ブラシでこすっても取れません。この歯石や細かい部分の汚れは、歯医者さんで定期的に（3ヶ月に1回くらい）クリーニングをしてもらうときれいに取れます。
保険もききますし、なんと言ってもこの歯のクリーニングは気持ちがいいです。むし歯になって痛い思いをするより、むし歯にならないための気持ちいい歯のクリーニングをする方がずっといいと思いませんか？
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