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虫歯にならないために

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食生活を見直す

歯みがきがむし歯予防の重要な位置を占めることに変わりはないのですが、最近注目されているのが食生活の見直しです。

食生活と言っても、「なにを食べるか」ということより「どれくらいの頻度で飲食物を口にするか」ということがポイントです。

飲食物を口にすると口の中が酸性になり、そのたびに歯のカルシウム分が少しずつ抜けていきます。通常は唾液の力でこの酸が中和されて、抜け出したカルシウム(とリン酸)が再び歯の中にしみこんで修復されます。これが再石灰化と呼ばれる現象です。

一日に何度も甘いものを食べたり飲んだりしていると、再石灰化のスピードが、抜けていくカルシウムの量に追いつくことができなくて、むし歯へと進行していきます。

ごはんは普通の人で1日3食。その間におやつを1〜2回。これくらいの頻度でしたら、むし歯にはなりにくいと言えると思います。

問題なのは、1日に何度も甘いコーヒーやジュースを飲んだり、口寂しいからと1日に何個もアメをなめたりすること。口の中がずっと酸性の状態のままなので、再石灰化が進まず、むし歯になりやすくなってしまいます。

甘い飲食物はダラダラと飲んだり食べたりするのではなく、できるだけ一度にまとめて摂取した方が歯のためにはよさそうです。「どうしても」という方は、シュガーレスタイプのものを選んでみてください。
   

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